
撮影機材:Nikon D80+ Tokina AT-X 124 PRO DX 12-24mm F4(IF)
撮影地:札幌市 (北海道神宮)
新年一発目のフォトということで、たまには文章をいれてみようかと思う。
まぁ、文章たって、撮影裏話みたいなものだが…。
この写真を撮ったのは、大晦日の午後である。
ここ数年、神社の風景に「惹かれる」ような感覚を覚え、チョコチョコと訪
れてはいたのだが、特に何を撮りたいということもなく、本当に散歩の延
長として訪れていた。
一昨年の大晦日に目にした「大祓」の儀式。
その中で一際目を惹きつけられたのが、若い外国人女性が参列してい
る姿だった。
きっと、日本の文化を学ぶことが理由だったのだろうけど、当の日本人
はというと、自国の文化に感心すら示さないのが殆どではないだろうか。
この国じゃ、異教の行事も、お祭りの延長線でしか考えられていない気
がする上、それは、異文化に対して失礼にもあたるのでは…とすら思え
て仕方が無い。
そんな思いも手伝い、可能な限り「日本の生活・文化」を題材に写真を
撮ろうと思い、「大祓」と「初詣」に狙いを定めて北海道神宮へと脚を運
んだ次第である。
写真は、本殿に立ち入る前に、身を清める水場の光景。肌を刺すような
清らかな水。整然と並ぶ柄杓に粛然とした気配すら感じた。
水場で一通りを撮り終え、次の狙いは護符を配る巫女の姿を…と待機
していたのだが、自分の背後では、どこかで見たことのあるお犬様が、
ご婦人とともに、姿の見えぬご主人を、「まだか?まだか?」と待ってい
た。
見れば見るほど、ベロ出しがトレードマークの「あのお犬様」に見えてく
るのだが、余りジロジロ見ていると、ご婦人に不審者と思われそうな気
もしてきたので、見るのはホドホドにしていた。
その直後、本殿からご主人様の姿が見えた途端、お犬様は狂ったよう
に喜びの感情を体で表現。そのお犬様が、自分の知っているベロ出し
犬ならば、ご主人は眼鏡を掛けているだろう…と。
そして、ご主人はやはり…
眼鏡を掛けていた。
間違いないと確信し、その方のBlogに書き込みを入れたのだが、向こ
うは向こうで、自分を観察していたらしい…。il||li _| ̄|○ il||li
世が世だけに、変質者に思われなくて良かった。 ヾ(;´▽`A

身を切るような清水
柄杓を握ることすら苦痛な日
-13℃
撮影機材:NIkon D200 + Ai AF Zoom Nikkor 35-70mm 1:2.8 D
撮影地:札幌市 (北海道神宮)
今冬一番の最低気温を記録した札幌
盆地生まれで、-30℃を何度も体験してきた自分には、
「-10℃ちょっとくらいで何を大騒ぎして…」くらいの気
温でしかないが、「慣れ」とは恐ろしいものである。
やっぱり、寒い…かな?
春の足音、聞こえてきたと思ったらダッシュで逆戻り
した足音だった。

神社・仏閣撮影のコツ
それは
フェチズムと似ている
撮影機材:Nikon D200 + Tokina AT-X 124 PRO DX 12-24mm F4 (IF)
撮影地:札幌市中央区 (北海道神宮)
たまには、自身の撮影術を語ってみようかと思う。
70-200とサンヨンを衝動買いして以降、癖を掴もうと思って
使い続けていたが、ふと思い立ち、超広角なんぞを使って
みたら、感覚が麻痺していてやや苦戦。
ただ、神社や仏閣の撮影は、望遠で切り取る作業と似てい
る部分が多く、パースを生かすのか、抑えるのか、その味
付けの違いでしかない。
建物の全体像を大きく取り入れ、その壮大さを表現したい
ならば、広角で更に引く…例えば、タージ・マハールを思い
浮かべればいい。
逆に、タージ・マハールの一部を切り抜くと、やや説明的な
パーツを構図に足さないと、何の写真だか分からなくなる。
一方で、宗教建築の醍醐味は、手の込んだ装飾でもある。
日本の神社・仏閣は、地味な配色ながらも、パーツに機能
と美が隠されていることが多く、華やかさよりも、荘厳さと重
厚が同居している。
そのパーツの魅力を最大限に引き出すために、どう切り抜
くのか…撮り手が「ソレ」に気が付き、どう味付けをするのか。
自身は、一種のフェチズムに似たものを感じるのだが…。
基本的な味付けとして、この手のモノは、若干、露出をアン
ダーにして、被写体を引き締めることが肝要だ。
更には、アンダーにすることで、差し込む光との露出差が生
まれ、明暗差が強調され、ぐっと引き締まった写真になる。
神社・仏閣の装飾品には、光物が必ず使われているから、そ
の極所的な美を活かすためには、その他の露出を抑えて、
見る側の視線を誘導するという意識を持つと、更に一味違っ
た写真になるだろうと思う。
ところで、愛用するTokina AT-X 124だが、このキーワードで
検索してくる方が多い。F2 Photomic SBの次くらいに多い。
過日、東京ビックサイトで開催された『PIE2008』で、Tokinaが、
超音波モーターを搭載した124を参考出品したのだが、今、ソ
レが気になって仕方がない。
仕方がないのだが、Tokinaレンズの最大のウリは、その堅牢
性だけに、壊れると厄介な電子パーツを組み込むことに、些か
の不安もある…壊れたら、ただのガラスの塊でしかない。
昨今のカメラは、ユーザーの裾野を広げるために、電子制御の
快適仕様が主流になりつつあるが、全部がソッチへ向かうのは、
ちょっと勘弁して欲しいという思いも、どこかにある。
デジタル全盛の世の中だけに、ちょっとアナログチックな部分が
あるだけで、安心感が得られるは事実だけに…。
嗚呼、話が逸れてしまった…ま、今宵はこの辺で筆を置こう。


