“切り抜き”の美2008-04-30(Wed)

神社・仏閣撮影のコツ
それは
フェチズムと似ている
撮影機材:Nikon D200 + Tokina AT-X 124 PRO DX 12-24mm F4 (IF)
撮影地:札幌市中央区 (北海道神宮)
たまには、自身の撮影術を語ってみようかと思う。
70-200とサンヨンを衝動買いして以降、癖を掴もうと思って
使い続けていたが、ふと思い立ち、超広角なんぞを使って
みたら、感覚が麻痺していてやや苦戦。
ただ、神社や仏閣の撮影は、望遠で切り取る作業と似てい
る部分が多く、パースを生かすのか、抑えるのか、その味
付けの違いでしかない。
建物の全体像を大きく取り入れ、その壮大さを表現したい
ならば、広角で更に引く…例えば、タージ・マハールを思い
浮かべればいい。
逆に、タージ・マハールの一部を切り抜くと、やや説明的な
パーツを構図に足さないと、何の写真だか分からなくなる。
一方で、宗教建築の醍醐味は、手の込んだ装飾でもある。
日本の神社・仏閣は、地味な配色ながらも、パーツに機能
と美が隠されていることが多く、華やかさよりも、荘厳さと重
厚が同居している。
そのパーツの魅力を最大限に引き出すために、どう切り抜
くのか…撮り手が「ソレ」に気が付き、どう味付けをするのか。
自身は、一種のフェチズムに似たものを感じるのだが…。
基本的な味付けとして、この手のモノは、若干、露出をアン
ダーにして、被写体を引き締めることが肝要だ。
更には、アンダーにすることで、差し込む光との露出差が生
まれ、明暗差が強調され、ぐっと引き締まった写真になる。
神社・仏閣の装飾品には、光物が必ず使われているから、そ
の極所的な美を活かすためには、その他の露出を抑えて、
見る側の視線を誘導するという意識を持つと、更に一味違っ
た写真になるだろうと思う。
ところで、愛用するTokina AT-X 124だが、このキーワードで
検索してくる方が多い。F2 Photomic SBの次くらいに多い。
過日、東京ビックサイトで開催された『PIE2008』で、Tokinaが、
超音波モーターを搭載した124を参考出品したのだが、今、ソ
レが気になって仕方がない。
仕方がないのだが、Tokinaレンズの最大のウリは、その堅牢
性だけに、壊れると厄介な電子パーツを組み込むことに、些か
の不安もある…壊れたら、ただのガラスの塊でしかない。
昨今のカメラは、ユーザーの裾野を広げるために、電子制御の
快適仕様が主流になりつつあるが、全部がソッチへ向かうのは、
ちょっと勘弁して欲しいという思いも、どこかにある。
デジタル全盛の世の中だけに、ちょっとアナログチックな部分が
あるだけで、安心感が得られるは事実だけに…。
嗚呼、話が逸れてしまった…ま、今宵はこの辺で筆を置こう。
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